「ダイヤモンドの功罪ってどんな作品?」
「ネタバレしてでも内容を知りたい」
「本当に面白いのか読む前に知りたい」
話題を知って興味があっても、まだまだこの作品の内容を知らない人も多いのではないでしょうか?
私も興味があって読んでみましたが、この野球漫画はとんでもない化物でした。
恐ろしいことに、ネタバレされた上で読んでも、十分に楽しめる中毒性の高い闇の野球漫画だったのです。
そこで本記事では、以下の「少し知りたい」漫画情報を詳しく解説していきます。
- 「ダイヤモンドの功罪」とは
- 読んでみた感想
- 超ネタバレ(各巻ごとに)
- 作者【平井大橋】先生の読み切り
この気になる情報を確認して、更にみんなでこの作品を楽しみましょう。
この記事を書いた人
管理者:諒汰郞-Ryotaro-
ちょいオタ30代サラリーマン
❌グッツ興味なし、聖地巡礼興味なし
🔴見る読む専門オタク
アニメ視聴数:年間平均365話以上
漫画・ラノベ読破数:年間平均365巻以上
ダイヤモンドの功罪とは
「週刊ヤングジャンプ」で連載している野球漫画。
これから順調に連載していけば、アニメ化の可能性も高いですし、発行部数も爆発する可能性もある伸び代がえげつない作品です。
小学5年生ながら169cmと恵まれた体格、綾瀬川次郎という少年は運動神経抜群の天才少年だった。
しかし、スポーツクラブで体験を重ねるうちに、その身体能力を買われて強化選手やプロへの道を勧められるが、クラブの他の子たちが落ち込んでしまうことに悩んでいく。
これは野球を題材に少年たちを描く青春物語。
野球漫画なんて山ほどあるけど、この漫画は一味違います。
嫉妬と絶望、例えるなら闇の野球漫画です。
つまり普通の野球漫画ではないんです。
2024「このマンガがすごい!」オトコ編1位を受賞
「このマンガがすごい!」とは、この1年でどんな漫画が面白かったのか、どんな漫画が評価されていたのか、漫画好きには堪らない情報を簡単に知ることができる素晴らしい紹介誌です。
まず強豪がひしめくその中で1位になったことがとんでもなく凄いこと。
素晴らし過ぎます。パチパチパチ、拍手拍手。
何より凄いのが、今まで歴代でスポーツ漫画が1位を受賞したことはありません。
つまり「このマンガがすごい!」で、初のスポーツ漫画で1位を受賞した漫画なんです。
これは快挙と言っていいでしょう。
YouTubeでも紹介されてるから見てみよう
ヤングジャンプ公式のYouTubeチャンネルがありまして、そこで動画が投稿されています。
この動画を見ると、この漫画の雰囲気や作風が理解できると同時に、声優さんが声を当ててくれていますので、十分に楽しめる内容になっていました。
読んでみた感想は苦しい……
私の読んでみての感想は――取り敢えず読んでて苦しい(いい意味で)の一言につきます。
読者の感情を揺さぶる「中毒性の強い漫画」と言えるかもしれません。
私が感じた読んでて苦しい見所は3つです。
- 主人公の才能に絶望する同世代
- 主人公の才能に惑わされる大人たち
- 素直で純粋な主人公
①主人公の才能に絶望する同世代
小学生である主人公は最終的に野球というスポーツに辿り着くわけですが、その前にも色々な習い事をしては辞めています。
テニス、体操、水泳などなど。
その習い事の全てで、圧倒的な才能で1番になる主人公。
本気で取り組んでいた同世代はこれから絶対に1番にはなれないという絶望から、時には直接的に主人公を傷つけ、時には間接的に傷つけていきます。
始めは歓迎されているのに、徐々に異物のような扱いになるのが読んでて苦しいところ。
②主人公の才能に惑わされる大人たち
当然、圧倒的な才能は大人たちも惑わせます。
主人公が望まなくても、よりプロに近づくような高レベルな場所に半強制的に進めていきます。
異常な才能は、大人たちに特別扱いをさせていく、寧ろ、特別扱いさせざるをえない状況が、負の連鎖を起こしていくわけですね。
悪巧みではなく、あくまで善意の気持ちがあることが、よりおかしくさせていて苦しいところ。
③素直で純粋な主人公
ここが1番苦しいポイント。
あくまで主人公は楽しくみんなでスポーツをしたいだけ。
プロになりたいとか、優勝したいとかは後回し、ただただ本気で楽しむことを望むエンジョイ勢。
そんな素直で純粋な主人公だからこそ、何気ない言葉や行動がより周りを絶望させていきます。
同世代の気持ち、大人たちの気持ちが読んでて理解できるから、より苦しくなるこの気持ちを感じてほしいです。
\ アニメの続きを楽しもう /
超ネタバレ(各巻ごとに)
ここでは断片的に重要な物語の結果や流れを完全ネタバレしていきます。
ネタバレがダメな人は読まないことをおすすめします。
ただこの漫画を読んだ私は断言します。
どんなにネタバレされても絶対に読めば面白く感じる漫画です。
そのレベルだからこそ、大丈夫だと判断してこの記事を書いていますので、安心して興味のある人は楽しんでください。
ダイヤモンドの功罪 1巻
面白さレベル
- 主人公の才能に狂わされる大人と友達の姿が何とも言えない
- 人間関係が崩壊していく苦しいストーリーが魅力
- ストーリーの進み具合が早め
- 試合内容が手短に描かれる
- 色々な習い事をしても圧倒的な才能から馴染めないで苦しむ主人公。
- 硬式野球クラブ「足立バンビーズ」で野球を始める。
- 弱小「足立バンビーズ」で初めて感じるみんなで楽しいスポーツ。
- しかし、監督が勝手にU12日本代表選考会に申し込みをしてしまう。
- 不満の中、U12日本代表選考会で異質な才能を見せつける主人公。
- 「足立バンビーズ」の同世代で、大人たちの態度や待遇の違いから亀裂が入り始める。
- 学校生活でも気まずくなっていく。
- U12日本代表として練習が始まる。
野球との出会いと主人公の葛藤がメインの物語になっています。
ダイヤモンドの功罪 2巻
面白さレベル
- 主人公とぶつかる魅力的な新キャラ登場
- 試合中に描かれるチームメイト同士の争いが苦し過ぎる(いい意味で)
- ピッチングやバッティング、見て感じる絵の迫力や格好良さが少ない
- 日本代表、エースナンバーを貰った主人公だが、意識の低さからチームメイトといきなりもめ始める。
- U12日本代表が今まで一度も勝てたことがない「枚方ベアーズ」と試合開始。
- 監督とコーチたちは主人公に負けを味わわせるために先発させる。
- しかし、全く相手を打たせない主人公。
- 負けている相手に「可哀想だから打たせよう」と提案する主人公に、更にチーム内で亀裂が深くなっていく。
- 圧倒的なピッチングに他のピッチャーは交代して投げることを恐怖し、結局、主人公の力で勝利してしまう。
弱小「足立バンビーズ」とU12日本代表との話がメインになっています。
ダイヤモンドの功罪 3巻
面白さレベル
- チームメイト同世代とのやり取り、ドロドロ感が面白い
- 心が折れそうで折れないキャラクターの心情の動きが堪らない
- 試合内容が手短に描かれる
- 試合後、チーム内で主人公を戦力として認め始める者、認めない者がもめ始める。
- 続いて台湾での試合も主人公の活躍で勝利に終わる。
- 主人公も素直な気持ちを伝える努力を始める。
- 少しずつ主人公の人間性を理解し、仲も改善していくチームメンバー。
- 決勝戦が始まる。
U12日本代表での試合、チームメイトとのできごとがメインの話になっています。
ダイヤモンドの功罪 4巻
面白さレベル
- 優勝を素直に喜べない心の動きが魅力
- 主人公(息子)を第一に考える母親とのやり取りに心が温まる
- 決勝の相手チームが空気過ぎる
- 決勝戦で先発を任せられた主人公
- 両チーム無失点で延長戦。
- 延長戦はランナー1・2塁に置いた状態から始まり、フォアボールで満塁、相手の投げた球を主人公が受けデットボールで勝利してしまう。
- 結果、U12カテゴリでの初優勝を成し遂げる。
- 何も手助けできないまま、優勝してしまったチームメイトは空しさと優勝できた嬉しさで揺れ動く。
- 同時に今後は同世代である主人公という化物と戦っていかないとならない事実に絶望する。
- 主人公は優勝後、「足立バンビーズ」を辞めて監督がいる野球塾に入りたいと告げる。
- 優しい監督は主人公のことを考えて野球塾に入れた方がいいと考える、ただ自分の息子もいる環境に圧倒的な才能の主人公を側に置ける選択はできなかった。
優勝後、主人公を中心にチームメイトと大人たちの気持ちの葛藤がメインの話になります。
ダイヤモンドの功罪 5巻
面白さレベル
- 友達(イガ)の純粋な優しさがいい
- 一癖ありそうな新キャラが今後の展開を期待させる
- 見所は少なく良くも悪くも次回へ繋ぐような巻
- 代表チームでの思い出を胸にしばらく野球から遠ざかる日々。
- 友達のイガが主人公と野球がしたくて「足立フェニックス」に入団することを知る。
- 拒否したい主人公、ただイガの本気の想いにそれはできなかった。
- 「足立フェニックス」での練習が始まる。
- 成長痛という嘘の理由で、雑用を続ける主人公。
- 野球はイガと草野球チームを作ってからするつもりでいた。
- 新キャラのエースピッチャー登場。
- 「枚方ベアーズ」と練習試合。
- イガの頑張りを見ていたエースピッチャーは、辞める前に一緒に試合に出て勝とうと言われる。
- 「誰も邪魔しない」「自分が野球をする」この両方は選べないと考えていた主人公。
- しかし、イガに「どちらもやろう」と想いを告げられる。
新しいチーム、そして友達のイガとの話がメインになっています。
ダイヤモンドの功罪 6巻
面白さレベル
- 友達(イガ)の純粋な優しさがいい
- 監督たち大人ならではの不満や苦悩がいい
- 印象的に「足立フェニックス」のキャラクターにまだ弱い部分あり
- イガと言い争う主人公。
- 主人公のことを考えたイガ、周りの不幸にする過去がある素直になれない主人公。
- 「シニアに上がるつもりはなく、リトルで1年頑張る」と監督に決意を相談する。
- 大会が始まり、予選がスタート。
- 「足立フェニックス」に入団しての初登板。
- 全球スライダーのみで、完全試合達成。
- 主人公が怖がっていた自分の才能を見せつけたあとチームメイトの不和はなかった。
- 自分が考えすぎていたとイガに謝り仲直り。
- ただ少しずつ大人(監督たち)の間では主人公を厄介者だと思い始める。
- 「足立フェニックス」エースからアドバイスを貰う。
- 2試合目の相手のチームにはU12日本代表の奈津緒がいた。
イガとのぶつかり、そして新しいチームでの初試合、初登板がメインになっています。
作者【平井大橋】先生の読み切りも読んでみよう
作者【平井大橋】先生が連載したことがあるのは、「ダイヤモンドの功罪」のみですが、読み切り作品は他にもあります。
私が調べましたところ、4つありました。
\ タイトルを押すと公式サイトで読めます /
ヤングジャンプ編集部が運営する無料Webマンガサイトで読めるので、気になる人は覗いてみましょう。
まとめ【ダイヤモンドの功罪】について
この記事では少し気になる「ダイヤモンドの功罪」のネタバレと感想について解説しました。
- 「ダイヤモンドの功罪」とは
- 読んでみた感想
- 超ネタバレ(各巻ごとに)
- 作者【平井大橋】先生の読み切り
結論は読んでて苦しくなるような中毒性のある野球漫画で、とても面白い漫画でした。
各巻にネタバレ情報をしっかり書きましたが、今後新刊が出ましたらこの記事を更新していきます。
気になった時に覗きに来てもらえると嬉しいです。
\ アニメの続きを楽しもう /
ではこの記事はこの辺りで。最後まで読んでくれてありがとうございました。